宝彩有菜の瞑想のヒントとコツ 質問と回答
（No.−５６） 「たとえどんな怖い記憶でも思い出していいのですか・・・？」（ながなすさん)
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（質問）
たとえ、どんな怖い記憶でも、思い出していいのでしょうか？。(ながなす)
（質問と回答）
ながなす 様
メールありがとうございました。宝彩有菜です。
> ひとつだけ、質問させてください。
> 先生にメールを送ろうか送らまいか、悩んでいましたところ、
> 気付きました。
そうですか。
> 「たとえ、どんな記憶でも、思い出していいのでしょうか？」
> とメールを送ろうとしていました。
> 思い出して、生きにくくなることはありませんか？と。
> で、気付きました、私は、「思い出してはいけない、生きにくくなる
> という道路標識がある」のだということに。
なるほど。なるほど。
> 宝彩先生は、悟られても、元気に生きておられる。なら、きっと平
気だとも…。
あはははは、なるほど。
> 私は、最近、表面的な気づきというより、こわいことばかり思い出
していました。
そうですか。
> それはどれもこれも、一つで十分「コワイ」ことばかりなのに、
> どうしても、それぞれ一つ一つの「ギャー」の部分が思い出せずに
いました。
なるほど。
> それはどれもこれも、一つ一つで『十分』、「コワイ」ことのハズ
なのに、
> なんで？って思ってました。
> でも、それでも、それ以上にコワイ『本丸』があるのだろう、地味
にしようって思っていました。
なるほど。
> でも、大丈夫ですよね？どんな記憶を思い出したとしても、前に進
んで歩いていける。
そうですね。
> 半分、「大丈夫だ！」と確約が欲しくて宝彩先生に送っているよう
なメール。お許しください。
なるほど。そうですか。
> 「たとえ、どんな記憶でも、思い出していいのでしょうか？」
そうですね。思い出していいですね。
というか、思い出す方がいいですね。
> 思い出して、生きにくくなることはありませんか？と。
思い出した瞬間だけ、「ぞぞぞ〜」としたり、「ぎゃー」となったりしますが、
その一秒後は、「ああ、なん〜だ、そういうことか」と、何か必ず、
大切なこと、解釈が変だったこととか、思いこみ方が違っていたこととか、
なにか、不具合が一つ分かります。そして、それがその「ぎゃ〜」とか思った時に、
取れますので、その後の人生が楽になります。
その後というのは、２秒後から始まる人生ですが、それが即刻楽になります。
ですから、思い出すのは、確かに躊躇しますが、その後、肩の重荷が取れたように、
楽になる経験をすると、怖いことや、辛いことや、思い出したくないことを、思い出すことが、楽しくなってきます。
積極的に思い出そうという気分になってきます。
また、思い出して今の自分が処理できないことは、実際には、思い出すことができませんから、
結局、思い出せるものというのは、今の自分が強くなったり、準備が出来たりして、思い出しても、
なんとかそれに対応できる、それを処理できるものに、限られるということです。
> で、気付きました、私は、「思い出してはいけない、生きにくくなる
> という道路標識がある」のだということに。
なるほど。なるほど。
思い出すと、生き易くなります。
しかし、マインドは、せっかく辛い目をして、プログラムを作って、辛い目をしたこと、つまり、
思い出の本体は、封印して、日常生活できるようにしているわけですから、
その封印を開封して、覗いてみたいとマインドにいうと、反対するに決まってます。
「あんな辛いことは、思い出したくもない。あんな風にならないために、防止用のプログラムをしっかり作って、いままで、そのような事態が再発しないように頑張って回避してきたのに、なにを、いまさら、思い出したいとか、冗談じゃないです。そんな無茶苦茶な修行なら、止めた方がいいです」とか、言いますが、それは、マインドが真面目にお仕事をしているだけですから、そこを何とか、封印を開封して、中を確かめてやり直すのが修行です。
で、面白いのに、開封して、再体験して、再解釈して、不要なプログラムを抜去すると、自分自身では、「ああ、こんなことをずっと思っていたのか、なんて馬鹿なことだったんだろう」
「ああ、あんな馬鹿なことを、その時決めて生きてきたんだ」とか、いろいろと思います。
そして、「よくもよくも、マインドの野郎、これを隠して、ながらくずっと、生活していたなぁ。そして、そのためにずっと、苦しい生活をしていたわけだ。まったく、なんていうことだ。マインドの野郎、首根っこをとっ捕まえて、土下座させて謝らせてやる」とか思いますが、しかし、マインドは「あれ、そうですか、もう、要らないんです。じゃ捨てましょう」と、とても、あっさり、何十年も後生大事に必死で持ち続けていたプログラムを捨て去りますし、しゃら〜としてます。反省の色は皆目ありません。
そして、すぐに、新しいプログラムで動き始めます。
その様子を見ると、「ああ、なんだ、こいつは、機械なんだ。何の反省もなければ、謝罪もない。単にマシンなのだ。こんな奴の言うことを聞いていて、損をした。馬鹿を見た」という感じになります。
> 宝彩先生は、悟られても、元気に生きておられる。なら、きっと平
気だとも…。
あはははは、なるほど。
悟ったら、誰でも、さらに、さらに、元気になります。
なぜなら、不要なエンジンの空ぶかし、アイドリングはしなくなるからです。
修行では、怖いことが現れてきたら、良い兆候です。吉祥です。良いことです。進んでいる証拠です。
たぶん、ながなすさんも、ひとつ、ふたつ、怖いことを正視すると、ぐぐっと前に進めると思います。
どんどん、怖いことをやっつけていくと、修行がどんどん進むのが分かります。
自分がどんどん、元気に強く、かつ、優しく柔らかくなっていくのが分かります。
怖いことは、大歓迎になりますよ。
私も、今、思い出しますと、そうですね。怖いものが次々に現れていたころは、修行が面白かったですね。
ドラマチックだったです。
う〜ん、そうですね。今から、ながなすさんは、修行で一番面白いところに入っていくのですね。羨ましいですね。（笑）
私は、もう、修行の対象になる「怖いもの」が何も残ってないので、残念ですね。
「ゾゾゾ〜」も「ぎゃ〜」もないです。
ディズニーリゾートのアトラクションを残らず全部乗ってしまった感じですね。
怖いものこそ、面白いです。
では。
ながなすさんの修行が進んでいるご様子で私も嬉しいです。
メールありがとうございました。
宝彩有菜
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