「宝彩有菜プログレスコース」付録 
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【質問箱２】
私は、なかなか自分から人を誘うことができません。ですから、もちろん好きな人をデートに誘うなんて絶対にできません。
それはたぶん、小学校のころ、仲のいい友だとのところに遊びに行ったとき、「何して遊ぶの？ 遊びに来るんだったら、最初から何して遊ぶか決めてからきてよね」と強く言われたのが原因で、人から断られることが怖いからなのだと思います。
どうやったら、人を自然に誘うことができますか？
（36歳 男性 会社員）
【回答案２】
自分は人を自然に誘うことができない。その訳は、ちゃんとした「遊びが準備できない」ので、「断られるのが怖いのです」というご相談ですが、少し複雑になっているので分解して考えてみましょう。
まず、この場合の「遊び」は、「サービス」ですね。相手が喜ぶことを提供できるかどうかと言う問題ですが、喜ぶかどうかは相手の勝手ですから、いつも「喜ぶサービス」を提供するのは無理です。 その意味で、この小学生の友達は無茶なことをいっています。忘れてください。
つぎに、「断られるのが怖い」というのは、これは誰にでも多少はあることですが、「もし、断られたら自分が落ち込んで傷つくし、回復できないかもしれない、それは不味い」と、あくまで自分の利害を第一にものごとを考えていると、当然さらに怖くなります。それではデートに誘えません。
しかし、このように、分解して考えてみても、ぜんぜん見えてきませんね。
実は、真の問題は「自分は人を誘えるほど魅力がない」と自信を無くしていることのようです。 でも、それを認めるのは辛いので、いろいろ複雑な原因や理由で周りを囲って隠しているのだろうと思います。
でも、大丈夫。その解消は簡単ですよ。
こうします。
まず、今の自分は、魅力が無いと思っていることを、正直に認めます。好きな人を誘う勇気もありません。魅力ないですねぇ。そして、自分を守ることばかりを考えています。確かに、全然魅力ないですねぇ。
「魅力のない自分」をしっかり確認できたら、つぎに、「魅力のある人」に変容しましょう。できます。
ちょっと勇気を持ちます。
自分が落ち込んでも、傷ついても構わない、という勇気です。
すなわち、「自分を守る」のは一番あと。「自分を守るのは一番あとだ」と思っている人からは、とっても大きな頼りがいのある雰囲気がかもし出されます。
それはそうです。自分を守ろうとしていないのですから。それって、頼もしいですね。魅力的です。白馬の騎士のようです。
そして、周りの人は、「ああ、この人は私達を守ってくれる」と安心できます。
自然に自信も溢れて魅力的になります。
堂々と相手をデートに誘えます。
というか、たぶん、誘われます。おめでとう。
宝彩有菜
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