「宝彩有菜プログレスコース」付録09　
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「アネモネ誌上カウンセリング　第15回」
「アネモネ」掲載(2005/07月号)

「直感はハートから来ます」

【質問】

私は実際に行動する前に、考えすぎてしまうために、頭の中だけはものすごく疲れて、いつも結局なにもやらずに終わってしまいます。

自分では、つねに考えているので、ものすごく何かを努力しているつもりなのですが、実際には形になっていないため、何もしていないのと同じなのだと最近気がつきました｡

いつでも、「どうしたら上手くできるか」ばかり考えているため、エネルギーばかり消費して、肉体も心もボロボロになってしまいました。

よく、直感を大切にして、直感にしたがって生きれば人生はラクラク進むといいますが、私はいつも直感が本当なのかどうか確信がもてずに、直感どおりに一歩を踏み出す勇気がもてません。直感を信じるにはどうしたらいいのでしょうか。

（東京都　26歳　女性）


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【回答】

「直感はハートから来ます」
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行動するためには、決断する必要があります。

決断とは、検討を打ち切ることを言います。
しかし、「頭」はなかなか検討を打ち切ることができません。
検討した案よりさらに良い案はないかと考えるのが「頭」の仕事だからです。

ですから、「一番良い案を思いついたら検討を止める方式」にしていると、もっともっとと仕事熱心な頭が自から検討を終えることはありません。
ですから、十分検討したら、今度は決断する必要があります。

十分検討したかどうかをチェックするには、こうします。「あっ、これはさっきと同じ考えだ」というように同じ「考え」が三回出てきたら、黄色信号です。それが５回もでてきたら、考え過ぎの赤信号です。もう十分検討している状態ですので、それ以上検討しても意味はありません。決断の時期です。

決断は、こうします。
「頭」に決断させようとしても無理ですから、ハートにお伺いをたてます。
ハートは、いついかなるときもあなたの人生を正しい方向に導いてくれます。

具体的には、検討した案の上位２者の単純な択一式にします。
例えば、「行く」か「行かない」か。ハートは直感で答えを出します。というか、答えはもう決まっているのですが、それを教えてくれるわけです。
教えてもらうには、「頭」が邪魔をしない工夫をしなければなりません。つまり、「頭」が思考する時間をなくすと上手くいきます。

たとえば、こうします。消しゴムを自分の上に放り上げて、受け取ったら行く、落としたら行かない。消しゴムの落ちてくる間の僅かな時間に決断しなければなりません。
「頭」を使ってる暇はありませんから、肉体は、ハートの結論を聞きに行きます。
ハートは即座に、たとえば、「受け取る」と命令します。理由はありません。両手は消しゴムを受け取ります。

その瞬間、こう思うはずです。「ああ、私は、本当は行きたかったのだ。いろいろ問題はあるけど、本当は行きたかったのだ」と深く納得されると思います。
あるいは、涙が出るかもしれません。それは、ハートからの正しい判断を得たからです。

これが、宝彩有菜のハートから直感を得る方法です。
ハートからの判断には、計算がありません。強欲がありません。
それはいつも愛に基づいています。
ですから、ハートとのつながりが強くなればなるほど、自分の人生はますます輝いてきますよ。



宝彩有菜
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