宝彩有菜の「瞑想の真髄」
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	１９７（分かる） すべての経路がつながった状態では、「分からない」という意識はなくなる。 なぜなら、「分からない」というのは、まだ、接続の可能性のある経路を残していることだが、全部経路がつながると、「分からない」という、つまり「わかるハズだ」という作業はもうできなくなる。 探らなければならないということはなくなる。 つまり、未結線の経路はなくなるので、「分からない」ということがなくなる。 逆に言えば、「私はすべてを知った。」と心は深く体験する。 言葉では言えないがこの感覚は素晴らしい。 宇宙のはてまで、あるいは、心の奥底まで、あるいは、石の中まで、何を見ても「すべて分かった」と深い安堵の中で、深い喜びの中で、それは体験される。 笑雲　伝　 ----------------------------------------------
	（笑雲伝、宝彩有菜の「瞑想の真髄」より。） 　（C)　All copyrights reserved Alina Hosai ,2005

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