宝彩有菜の「瞑想の真髄」
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	２５０（片付け） 瞑想をし始めて、身体や呼吸のことに意識が行かなくなると、次に頭の中に現れてくるのは、その時の「頭」の机上に展開しているさまざまなデータである。 それらのデータの中から重要度の高い問題順に現れてくる。 それをひとつずつ片づけるわけであるが、その片付け方はこうする。 頭は重要な問題であると考えているからそれに対して「分かった。それは重要な問題である」とまず認めてやる。 そして、それを追いかけることはなく、「今は瞑想しているのだから、そのことは後で考えよう」と言う。 今考えることを先送りして、今はそのことをとり合わないという態度を貫くことが大切である。ある考えが起こったら、このようにその考えを先送りすれば、その考えは止まる。 ある考えが起こって、その考えを追いかけると、思考は、拡大したり、変換したり、増殖したりをする。 笑雲　伝　 ----------------------------------------------
	（笑雲伝、宝彩有菜の「瞑想の真髄」より。） 　（C)　All copyrights reserved Alina Hosai ,2005

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